ブログ紹介 森
PowerPointにビデオ挿入は簡単だけど、Web公開は難しい!
 わたしがこの夏から取り組んできた「下水道の手話」のPowerPoint版作り、下水処理場の職員の方々の協力をいただき、11月にようやく終え、年明けには全国のろう学校の先生方にお贈りしたいと思っています。
 ブログでその一部分を紹介しようと思い、ほんの1セット部分だけPowerPointファイルをSkydriveに入れたのですが、「申し訳ありません。これは表示できません。」と出ました。原因はデータ容量にあると思います。ビデオを入れるとやはり容量が大きくなるので、そのへん、まだまだSkydriveには限界があるのでしょう。
 なんとか貼り付けてみたのが、上の手話です。本当は、この「汚水」の手話、「手話表現」と「用語解説」が1セットになっています。この1セットだけPowerPoint動画ファイルとして紹介したかったのです。これで約70MB。これはSkydriveではアウトなんですね。どうしても下の方の用語解説だけはファイル圧縮してもダメでした。上のだけは見ていただけると思います。下の用語解説もぜひ見ていただきたかったのですが、あきらめました。スクリーンショットで撮って貼り付けました。
 この試行錯誤にのべ5時間。「できる」ことに越したことはないんですいが、「できない」ことがわかるというのもある意味で収穫かもしれません。このくらいの気持ちの切り換えは必要ですね。

なぜ、PowerPointで作り直したか?
  「下水道の手話」、PowerPoint「版」と言いましたが、実はこの「下水道の手話」、昨年夏にDVD版を作成し、全国のろう学校に無料で贈っています。全国のろう学校の先生方・児童・生徒たちからたくさんの意見をいただきました。その意見を取り入れて、「よし、もっとバージョンアップしたものを作ろう!」と取り組んで作成したのが、このPowerPoint版「下水道の手話」です。でも、ただ、データをPowerPointに入れなおしただけのものではありません。解説の言葉も新たに入れ、まったく別の「作品」にしあがっています。
 いえ、PowerPoint版にしたこと自体がまったく別の作品です。でも、PowerPointをWEBで広めるには上のデータ容量の問題の他にもいろいろ制約があります。何人かの方からは「Youtubeにした方が簡単にアップロードできますよ」とアドバイスいただきました。
 わたしもその方法は知っています。しかし、何よりもわたしがこだわったのは、「子どもたちが主体的に、効率よく学べる」工夫です。DVDやYoutube、さーっと見るのにはいいんですが、「ここをもう一度、見たい」「あの言葉を確認してみたい」「何べんも繰り返し練習したい」というとき、ものすごく不便ですよね。一時停止して戻る、進むという疲れる作業です。この「疲れる作業」を繰り返していると「学ぶエネルギー」が消耗します。
 「いつでも」「何回も」「すきなところへ」ができるのがPowerPointです。子どもたちの学びを支援するPowerPoint使用の神髄がここにあります。

 次回のブログで、PowerPoint版「下水道の手話」の特徴を紹介いたします。…ブログ、1週間に一度は更新したいんですが、なかなかですね。忙しくて…。11月は多忙で2回の更新でした。12月は年末年始休みにがんばります!