今日の「ぼちぼちキッズ」はバルーンアート
  今日の午後はNPOデフサポートおおさかの聴覚障害児が学ぶ場「ぼちぼちキッズ」。ぼちぼちキッズは小学4・5・6年生が対象ですが、2年生の子も遊びに来てくれるようで楽しみです。いつも、1:00~1:50 算数、2:00~2:50 国語、3:00~4:00 わくわくタイムとやっています。
  このわくわくタイム、子どもたち、時間割と同じように「3時間目」と表現するんですが、工作、調理、遊び、そしていろいろな人に出会うことを楽しむという内容でやっています。今日のわくわくタイムはバルーンアート。大阪市内のあちこちの小学校から呼ばれているグループの人たちに来ていただくんですが、その中のお一人はわたしが手話を教えている方です。バルーンアートの腕前はかなりのもの。

いろんな人との出会いが広がるCafe
 フランスから神戸大学に留学している学生さんがいます。Sylvain Coulange(シルヴァン・クランジュ)さん。将来は言語学者になりたいとのことで、日本の手話もOKです。
  NPOデフサポートおおさかはCafeもやっているんですが、今年になってこのCafeに来られるようになったので友だちになりました。Cafeは10年ほど前に、高齢のろう者の方々から「ろう者も接客業をやりたい」という希望が出てきたのをきっかけに始めたんですが、やっぱり、お店はいろんな人が来てくれるので、「輪」が広がりますね。事務所だったら、いくら「お気軽にお越しください」と言っても遠慮してしまいます。わたしもそうですから…。Sylvainさん、「ぼちぼちキッズ」にも関わってくれています。

Youtubeで子どもたちにショートメッセージ
  このSylvain さん、わたしの勤務校にも来ていただきます。7月に5年生、6年生と交流して楽しんでもらいます。ろう学校、ものすごく来たかったようで、「見学したい」という希望は聞いていたんですが、わたしから「見学より、子どもたちとの出会いを楽しみませんか? 企画します」と言いました。
  「外国語」の授業として行いますが、わたし、この外国語、外国の方との出会いを大切にしています。基本は「言語」より「人」です。まずは「人」を好きになる、「人」に興味を持つ。それを通して「もっと話したいから言語を覚えたいなあ」という気持ちをもっていく、それでいいんじゃないかと思います。これ、手話も同じですね。「言語」が先に…ということはないですね。
 Sylvainさんに「子どもたち、楽しみにしてるから、ショートメッセージをYoutubeで送って…」と頼んだら、2日ほどで送ってくれました。寮(?)の部屋で自分撮りしてくれたようです。「これでよかったらOKですよ!」って言ってくれたので、このブログで紹介します。いい手話ですね。
 Youtube、データ容量がどうのこうのって考えなくてもいいので便利ですね。10年ほど前は考えられなかったことです。