機器 修正                                                                     
   ICTの導入 ~中身のあるものを作ってこそ活用に~
 教育にかかわる者なら、「いかにわかりやすくこどもに教えるか?」 というのは大きな悩みでもあり、やりがいでもあるでしょう。そのためには使えるものは大いに活用すべきですね。わかってくれた時の喜びは他の何物にもかえがたいですよね。
 わたしは、ICTの利用は2004年からはじめました。今年の夏もいろいろ教材を作ってみました。いろんな情報も必要ですよね。研究会に行ったり、ネットで取り組みを調べたりもしました。
 その内容なんですが、なんとなく、「iPadを何台導入しました」「こんなふうに利用しています」「こんなアプリが役に立ちます」という感じのものが多いんです。「教科書会社のデジタル教材を使っています」という感じのもありました。
 大事なことがぬけ落ちているのではないかという疑問を前々から持っていました。悪く言えば、デジタル機器さえ導入・利用したらそれでよし、という空気を感じるのはわたしだけでしょうか。  「何を使っているか?」より「何を使って、どういう内容のものをつくって、どのように教えたか。そして、その効果はどうであったか?」ということの方が大切ではないでしょうか。そのあたりのところがあまり見えてこないのです。

自分で教材を作成してこそ、ICTがオモシロクなる
 …とは言っても、これからICTの利用はどんどん進むでしょう。使いようによってはとても楽しいものです。ここで大事なのは、「自分で教材をつくる」ということだと思います。
 2007年に、わたし、教育委員会からの依頼で「IT機器の教育活用」というテーマで先生方相手に講義した時も、「市販のデジタル教材を安易につかってはいけない」と主張しました。今はやりの、アプリについても同様のことが言えます。優れたアプリはたくさんあります。使えば効果が出るものもあるでしょう。でも、それは他人が作ったものなのです。安易なアプリの利用は、教師の教材作成力を落としてしまう危険性大です。
 素人っぽくてもいいから自作してがんばることをおすすめします。アプリを作るのではなくて、たとえば誰でも知ってる、パワーポイント、あれはすばらしい教材作成ソフトです。いっしょに考えてみませんか。すでに実践しておられる方も多いと思います。情報交換していければいいですね。このブログはそういう思いで立ちあげました。
  こういう感じですが、あんまり固いスタンスになっちゃうとしんどくなりますね。自作教材、機器やアプリの活用のあり方、これからのことなど、ICTについていろんな角度から考えてみます。