
■ 動きのあるビデオはやはり楽しい
写真かビデオかは、まあ人によって好みがわかれるところですが、動きを記録するというのは、「もう一度、その動き、行動を振り返ってみることができる」という点で非常に意味があることです。
わたしの場合は、子どもができてから撮りはじめました。ずっとSONYのハンディカムを愛用しています。最初の2台はミニDVテープ記録方式。今はHDタイプです。この中間に出た8cmDVD記録タイプははたして普及するのか疑問に感じたので手を出しませんでした。やはり、消えてしまいましたね。
ミニDVタイプ、300本くらい撮りました。やっぱりかさばるんですよね。それに時間限定。60分または90分テープで「テープ×マーク」がでるとあせったものですが、便利だったのは、必要な時にコンビニで買えるという点。これがとにかく便利でした。そういえば、フィルムなんていつの間にか買わなくなりましたね。
わたし、DVテープはほとんどパソコンに取り込んで編集してDVDに焼きましたが、大変だったのは、パソコンにビデオデータを取り込むという作業。やり方そのものは簡単なんですが、取り込む時間=撮った時間なんですよね。たとえば、50分のものを取り込む場合、その映像が50分間パソコンのキャプチャ画面に出てるわけです。ボーっと見てるのもなんなので、いい場面のタイムをメモに記録しながら見たりしていました。…それがHD方式になって時間が3分の1くらいに短縮。わたし、2週間に1本ペースで編集しますから、これってすごくありがたいことです。
大切なのはビデオは撮りっぱなしにしないでこまめに記録メディアにうつすということです。あとであとでと先延ばししていると絶対にめんどくさくなります。その結果、データがいっぱいになって捨てることになります。
■ 編集する前に、いい画をとることを心がける! 基本的な撮影術
ビデオ編集といっても、素材が悪ければいいものはできません。ビデオ編集とは「いいものをもっとよくする」というのが基本です。「ダメなものをいいものに変える」のは至難の業です。
ですから、撮影に心を砕く必要があります。以前、手話を教えていた人の中に、NHKのカメラマン兼アナウンサーの方がおられ、その方からもアドバイスをいただきました。それとわたしなりのやり方をまぜて書いておきます。
1,必ず前日にカメラをチェックする。バッテリーの点検を忘れない。
2,動きまわる必要がないときは三脚を使う。
3,歩きながら撮らない。手ぶれ補正機能はあくまで補正。がくがくのビデオは補正できない。
4,ズームをかけながら撮らない。大きく撮りたい時はあらかじめズームをかけた後、撮る。
5,同じ場面をえんえん撮らない。いろんなものを自分の感性で撮る。
6,何らかの対象を撮るときは最低10秒間撮る。ビデオ編集は長いものを短くできるが、短いものを長くはできない。切りとる分を考えて撮る。
7,こまめに録画、スタンバイの繰り返しで撮る。ビデオ編集ソフトはその一つ一つをシーンに分けてくれるものが多く、編集がとっても楽です。ずーっと撮り続けるとそれが一つのシーンになって、いい場面を見つけ出すのが大変です。
8,いつもビデオカメラを手に。撮ることをめんどくさがらない。
…このくらいでいい素材を用意できると思います。「ズームをかけるな」というのはNHKの方のアドバイスですが、「見ている人が気持ち悪くなる」という理由でした。なるほどですね。テレビを見ていて、ズームかけながらのを見るってのはほとんどないですね。
みなさんも撮影ライフ、楽しんでください。
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