まだまだお粗末な「作品」ですが…
 このブログでPowerPointを単なるプレゼンではなく、理解を深めるための教材ソフトとして活用しようと述べましたが、小学校の先生から「具体的なスライドを見せてもらえないか?」というメールをいただきました。ありがとうございます。小学校低学年の算数、四則計算の自作スライドを紹介します。
 これ、PowerPointのスライドショーをUSBプレゼンマウスでやり、それを三脚使用のビデオカメラで撮影し、VideoStudioに取り込んで簡単に編集。それをwmvファイルに変換。最後にYoutubeに。この作業に30分。けっこう早いほうかもしれませんが、いやはや、面倒なことで…。
 わたし、PowerPointに関してはまあまあのヘビーユーザーって自負があるんですが、PowerPointファイルをそのままネットに入れるやり方がよくわからないんです。ご存知の方、ご教示いただければありがたいです。

一発で理解できるようなものはそう簡単に作れない
 
実は、このスライド、作成するのに結構時間がかかってます。苦労して作って子どもたちに見せても、反応や理解が今ひとつ、ということも少なくありません。そういう場合は、作ったものが不十分というかどこかに欠点があるものです。作り直して、作り直しての繰り返しです。人に何かを理解させるというのは簡単なことではないです。
 でも、がんばって作って、「これでどうだ!」というものを、子どもが「わかったよ!」と言ってくれた時はうれしいんですよね。そういう気持ちで作る必要があると思います。無駄なことではありません。教師自身もその過程で教授力を磨いていることになるのですから…。
 アナログ教材、例えば、画用紙や模造紙に書く、いろんな貼り物を用意して授業にのぞむことは決して否定はしませんが、時間とエネルギーをこういうことに使うよりは、PowerPointスライドをあれこれ「いじった」方がいいと思います。なぜなら、これをやっている時に、自分自身も教え方を考えているからです。

紹介するスライドについて
 
ここで紹介したものは、アニメーションのタイミングと動きに工夫を加えてあります。大事なのは使い方です。子どもたちと対話しながら出していくことが大事です。出すタイミングは慎重に設定します。アナログ教材をガサガサとするよりは、こちらの方が子どもたちといろいろに対話をするのに時間が使えますね。
 ICT教材は、この、「子どもたちとの考えあい」に少しでも時間をまわすのに非常に効果的と考えています。

 算数のサンプル、今後も紹介していきます。改善点などアドバイスをお願いします。