自炊02


紙資料はすべて自炊してあります。一日で終わりました。

草の根ニュース01
自炊したニュース。1997年にろう者の自立支援センターを立ち上げた時のニュースです。
阪神淡路大震災のときの被災障害者の合言葉「がんばる心はつぶれへん!」がなつかしい…。

明日から気分一新!
 わたしの学校は明日、3学期始業式です。今までで一番忙しい年末年始のお休みでした。やらなければならないことが多すぎて…。ブログもできるだけアップしました。このお正月休みの間に150ほどのアクセスがありました。ありがとうございます。学校が始まったらそんなに頻繁にはアップできないでしょうね。でも、週に1回は更新したいと思っていますのでご愛読よろしくお願いします。

 わたし、聴覚障害者の運動を若い時からやっていて、それを発信する36ページの月刊誌を20年間発行し続けてきました。毎月36ページ、一回も印刷提出日に遅れたことがなかったんです。36ページ編集というのは約2週間かかります。それが終わったら2週間ほど脱力状態になって、また次号の編集を始めるという生活を20年間つづけました。地獄みたいな生活スパンでしたが、しあげた時の一服がもうほんとに最高でしたね(今は禁煙してます)。…もうひとつ最高だったのは、印刷し終わったニュースを製本して発送する作業。土曜日の夜にたくさんの仲間とやりました。「あ、来てくれた!  あ、また来てくれた!」。仲間のきずなを強く感じたものです。それが終わったら居酒屋で乾杯。
 ブログもひとつの発信方法ですが、仲間と一緒に頑張って発信するというのはやはりすばらしいことでした。こういうことがもう味わえないかと思うと寂しいです。

紙資料はきちんと残したい
 
ですから、若いころにやったことはムダなこととは思っていません。いろんなことを犠牲にはしましたが…。だからこそ、若いときの足跡はきちんと残しておきたいですね。「自炊」はそのために活用するべきものだと思います。「自炊」というのはデジタル用語で、書籍や雑誌をスキャナで読み取ってデジタルデータとして残すという意味です。なぜ、こういう行為に「自炊」という言葉があてられたのかはわたしは知りませんが…。
 アナログ時代に自分が築いたもの(印刷物)がある場合はめんどうくさがらないで自炊することをおすすめします。雑誌や書籍はこれから電子書籍も広がっていくでしょうから必要なときは何とか入手できるようになると思います。しかし、自分のオリジナルのものは自分だけのものです。「ああ、残しとけばよかった…」と後悔しないために自炊をおすすめします。富士通のScanSnapというドキュメントスキャナを使えば、36ページのニュースなんて1分ちょっとです。ストレス、ぜんぜんないですよ。

共に発信するブログもありかなと思います
 ブログですが、やってて思うのは非常に個人的なんですよね。数えきれないほどのブログがありますが、ほんとに個人でやってるのが多いな、と感じます。
 まあ、これはいいことでもあるんですが…。昔だったら、何かを発信したいと思ったら「出版」でしたよね。でも、なんの実績もない個人が出版社から本を出してもらうなんてまず無理でした。わたしも東京の出版社まで行って交渉したものです。そういうことを考えたら、個人が気軽に発信できるようになったのはとてもいいと思います。でも、ともすればいろんな意味で偏りがち。…紙媒体で長くやってきたわたし、こういうことがわかってきたので、なんていいますか、「ちょっと新しいブログのカタチ」も考えていきたいと思います。今、アレコレ考えています。