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いや~な2月が終わって3月です
 3月になりました。2から3に変わるだけでもホッとします。2月はわたしの生まれ月なんですが、苦手です。風邪をひきやすいので…。でも、タバコを吸ってた時とくらべたらそんなにひかなくなりましたね。わたしの場合、花粉症にはかからないので春は苦になりません。でも、年度替わりでせわしいのが嫌ですけどね。

「データを守る』ということの意味
 今回は、データを守るということについて書いてみます。これもICTには欠かせないことですね。でも、データを守るってどういうことでしょう? 
簡単に2点あげますと、
① データを消失しないようにする
② データが漏えいしないようにする
でしょうね。
①については、きちんとバックアップする習慣をつけておけば十分です。パソコン本体はNGですね。外付けHDDなどに保存しておけば大丈夫でしょう。
ここでは、②のデータ漏えいについて書いてみます。

 USBの便利さと怖さ
 最近、起こっているコンピューター犯罪。誰かがPCに侵入してデータを盗むってのは、自分の責ではないのでこういうのはセキュリティ強化に期待しましょう。
 自分の責になるのはUSBメモリーを紛失、またはデータを盗まれたときです。よく、紛失事件が新聞に載りますよね。個人情報がいっぱい入ってて、悪意のある人が手に入れた場合、大変なことになります。
 でも、便利なんですよね。わたしの場合はデータだけでなくてソフトも入れて使っています。こうしておけばそのソフトがインストールされていないPCでも開けますから。
 ときどき、PowerPoint教材を同僚のUSBに入れてあげることがあるんですが、びっくりするのは、ほとんどの人がUSBメモリを暗号化していないということ。これ、セキュリティ以前の問題です。これ、紛失しなくてもデータを盗まれますよ。

USB使用は禁止の流れに…
 いくつかの都道府県で、学校でのUSBの使用を禁止する動きが出ています。大阪府も例外ではありません。USB使用は禁止、データは校内のLANに入れることになるでしょう。ここで出てくる声が「これでは家で仕事ができない」です。学校教師も多忙です。持ち帰り仕事はいっぱいあります。
 かと言って、以前にも書いたようにわたしはクラウドサービスの利用はしません。「クラウド」なんて言ったって、簡単に言ってしまえばある企業のサーバーにデータを入れているんですよね。無料サービスのクラウドを利用している人は多いと思いますが、何かあった時、企業が、無料で預かっているものを本気で守ってくれるわけがないです。

自分の仕事スタイルを変える
 この問題、技術的なことをいってもはじまりません。データといっても、子どもの成績・指導計画・プロフィールなど個人情報に関わることや、校内文書などが中心となりますね。まさか、教材データを持ち帰るな、なんてことにはならないでしょう。
 そんなに簡単に言わないでくれよと言われそうですが、解決策は家では教材作成の仕事に徹することです。個人情報や守秘義務に関わる仕事は学校で済ませて校内のLANに入れておきましょう。そのためにもICT活用です。1時間も2時間も残業して紙やハサミでアナログなものをつくるのに時間を使わないで、そんな時間があるのなら校務処理にまわす、こういうふうにしたらどうでしょう。個人情報が何にもない教材データだけのUSBならバックアップをとっておけば紛失しても大したことはないでしょう。
 校内LANに何らかの問題が生じたとしたら、それはシステム管理者(教育行政)の責任であって、教師に非はありません。「自分の身を守る」ということもICT活用でしょう。