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 電子書籍、日本ではゆっくりペース
 AmazonのKindle、楽天系のkoboなど、電子書籍が少しずつ広がっていますね。大手書店や新聞社でも…。ガッツ石松の朝日新聞デジタルのキャンペーンCM、今やってますね。
 でも、日本では電子書籍、そんなに普及していないようです。いろんな理由があると思いますが、大きな理由は、日本では本を読むことにそんなに困らない、ということじゃないかなと思います。都市部なら本屋がたくさんありますしね。大手書店に行ってうろうろするのも楽しいです。紙の本には紙の本の良さがあるという人もいます。デジタルか?紙か?っていう議論を読んだことがありますが、難しいことはおいといてぶっちゃけて言ってしまうと、紙の本は物体。所有している実感がもてるということでしょう。デジタルはわたしの感覚ではあくまでデジタル記号です。

AppleのiBookstore、日本市場に参入
 3月6日にAppleのiBookstoreも日本市場に参入となりました。「今ごろになってかい?」と見る向きもあります。
でも、iBookstore、わたしは「やっと来た!」と思いました。iBookstoreは既存の出版本を読むだけでなく、動画や音楽を入れた自分の本が配布・販売できるからです。Macユーザーの方はご存知ですよね。Appleが無料提供しているiBooks Author。電子書籍制作アプリです。誰もが楽しいものを作って公開できます。

iBooks Authorでできること
 iBooks Author、もともと教育用に開発されたものだそうで、電子教科書の作成に向いています。「練習問題」といって選択肢から解答を選べるような問題も作れます。動画もフルスクリーンで再生。もうひとつうれしいのが、Keynoteのファイルを挿入できること。当然、MicrosoftのPowerPointファイルをKeynoteファイルに変換して入れることができるはずで、これ、わたし、春休みにトライしてみようと思います。

iBookstoreで算数教材を公開します
 iBookstore、日本でも個人書籍が販売することができるようになったということなんですが、わたしは販売はしません。無料配布です。何を無料配布するかというと、今までにPowerPointでつくった算数指導プレゼン。これ、今まで教育関係者にはCDに焼いて配布してきました。これがほんとにめんどくさい作業で…。これからは、「iBookstoreで公開していますので、それをiPadで見てください」って感じにしようと思っています。できたら、子どもが使えるものを…と思っています。実は、iBookstore、公開自体は以前からできたんですが、いまいちエンジンがかかりませんでした。
 この春休みは、MacでiBooks Authorの完全マスターをめざします(あ、いま、ちょっとC言語も勉強中です)。iBookstoreで公開したらまたお知らせします。