笑ってしまう、日本の教育現場のインターネット環境。陳腐だなあ…。
 インターネット、気持ちよく使えるところって、まだまだ少ないのではないでしょうか。学校では有線LANのところが多いと思います。LANコードをさしこんで…って昔の電話と同じようなもの。全部の教室に無線LANルーターを設置してほしいんですが、とても無理でしょう。重い無線LANルーターを教室に運んで、それをLANの穴に挿しこんでインターネット無線環境…って、ほとんど笑い話。例えは悪いかもしれませんが、エレベーターに乗るのに階段を上がらなきゃならないって感じ。
 モバイルのWi-Fiルーター持ってますが、やっぱり私物。公私の別をしっかりさせることもICTの活用にあたって大事なことでしょう。
  「公」のものを「私」にしてはいけませんが、逆も正だと思います。「私」のものを「公」にする(使う)のもおかしいことと思います。やはり、「公」は「公」で環境整備をしっかりやってほしいです。最近は何かと教師がたたかれていますが、教材を自腹で買ってがんばっている先生も多いことは事実です。同様に、わたしのICT活用も100%自腹です。「公」の動きを待ってたら何も始められないんです。でも、こんな状況が続いていてはICT活用は広がりませんね。

YoutubeをPowerPointで活用する際に…
 Youtube、数年前は「画質、悪いな~。汚いな~」と思いながら見てました。最近、この点がかなり良くなりましたね。教材に使えるものもたくさんあります。社会・理科、使えますね。例えば小学4年の社会科なら大阪の私鉄の動画、いっぱいありますからいいのを選べば楽しく学習できます。聴覚に障害のある子には、イメージ作りにとても役立つでしょう。
 このYoutube、PowerPointに貼り付けるのは簡単ですね。埋め込みコードを貼り付けたらOKです。でも、問題になるのが前述したインターネット環境です。これがないと再生できません。環境が整っていないときは別の方法を考えることになりますが、これが結構使える方法です。

Youtubeをwmvファイルに変換する
 その方法、知ってる人も多いと思います。Youtubeをダウンロードしてwmvファイルに変換すればいいんですね。ここで紹介するのがCraving Explorerです。無料です。wmvだけでなくAVI、MPEGなどいろんなファイル形式に変換できます。こんなに簡単にできていいの?って思っちゃうくらい簡単です。wmvファイルに変換したものをPowerPointに貼り付ければインターネット環境がなくてもOKです。
 ただ、使い方は自己責任です。使い方によっては著作権法に触れる場合もあります。ここでお見せする動画は、わたし自身がアップしたものです。
  わたしがYoutubeにアップしたもの 
⇒ Craving Explorerでダウンロードしwmvファイルに変換
⇒ それをPowerPointに貼り付け
⇒ それをwmv形式で保存
⇒ Windows LiveムービーメーカーでYoutubeにアップロード
⇒ このブログに貼り付け

 自分でもよ~やるな~、と思ってしまいますが、このプロセス、約30分です。この時間はまあ許容範囲かと…。ブログに貼り付ける過程は普通は必要のないことですから最速で15分。インターネット環境がなくても…と書きましたが、考えようによってはインターネット環境がなくてもできるということこそ、Good!かもしれませんね。

 今回アップしたこと、すでにご存知の方も多いと思います。でも、わたしは5月からやり始めました。ICT活用といっても人によって知ってること、知らないこと、さまざまですね。いろいろ情報交換してお互いに高めていけたらいいなと思います。最初からできなくてもいいんです。「やらなければ…」という気持ちが大事ですね。「機械は苦手で…」と取り組みをされない先生も多いのですが、そんなこと言い訳にしてると取り残されると思います。

 人間は、死ぬまで勉強しつづけ、自分を高めていく動物です。

Craving Explorer
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※ くどいようですが、使用は自己責任で。著作権の侵害に注意してください。