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昔はよかったなあ。
 暑くなりましたね。梅雨が近づいてくるのはいやなんですが…。でも、都会で暮らしていると梅雨って「雨がよく降る」だけですよね。わたしは大阪の田舎で生まれたんですが、梅雨、自然のいろんなものから感じたものです。熟した梅の実、田植え、ツバメ…。小学校には和傘の置き傘もありました。和傘、ご存知ですか? 竹と紙で作った傘。油を塗って防水加工したものです。
  あの匂い、忘れられませんね。なつかしい。わたしは聴覚はだめですが、嗅覚、いいんですよ。匂いを覚えているっていうことを「嗅覚がいい」と表現したものかどうかわかりませんが…。忘れられないのが、和傘と、もう一つは夏の畑のトマトの葉っぱの匂い。あの青臭い匂い、覚えてますか。臭いけれど、不快な臭さじゃないあの匂い。わたし、大好きだったんです。今のトマトはダメですね。味も…。う~ん、今は昔。ガキの頃の思い出です。

小学4年の社会は楽しい!
 わたし、ここ10年以上、小学3・4学年の担任を繰り返しています。今年も4年生担任です。4年生の社会科ですが、テーマは「くらしを支える人たち」です。ごみ、水、警察、消防、防災…。くらしに欠かせないことを学習します。5年生になると産業、6年生は歴史・公民。比べてみても、4年生の社会は楽しいんです。
  なぜかというと、「出会い」があるからです。だいたいは、見学に行くと思うんですが、そこで話をしてもらいます。ただの案内・説明役じゃないか、と言われるかもしれませんが、わたしは子どもたちに「出会いを楽しもう」といつも言っています。その時だけの出会いもありますが、きっかけになって友だちになれる出会いもあります。今、わたし、下水処理場の方々と手話作りの取り組みを続けていますが、きっかけは、下水処理場に見学に行ったとき、職員の方々が自分たちで手話をされたんで、わたし、とってもうれしく思って「なんかあったら連絡くださいや」って言ったのがはじまりでした。

舞洲ごみ焼却工場に行ってきました。
 ちょっと前、今年度はじめての校外学習に行ってきました。大阪市の舞洲ごみ焼却工場です。大阪市此花区の埋立地にあるんですが行く途中でUSJが見えるので、子どもたち、喜びます。この工場の建物がけっこうすごいんですね。上の写真です。オーストリアのなんとかいうデザイナーの設計によるものだそうで、なるほど、日本人の感覚からは浮かばないデザインです。いつもここへ行ったとき、建物自慢から始まるのがちょっと困ったところですが…。
 ビデオ、しっかり撮ってきました。このブログ、アップし終わったら編集です。社会見学のビデオ編集は大事なポイントを慎重に抜き出して作るので、夜までかかる作業になります。
 ビデオ撮影ですが、どこの学校でも行事や見学の時に撮りますが、他校の先生に聞いたら、ほとんど撮りっぱなしだそうです。それも、撮ってから最低、DVDなどのメディアに保存することすらできないので、あえて、データ移行の必要なHDカメラでなくてミニDVテープのカメラを使ってるそうです。そのテープを抜いて終わりということで…。これじゃだめですね。

ビデオ編集のポイントをもう一度。
 このブログを始めたころ、「敷居は高くない、ビデオ編集」というタイトルでビデオ編集のコツについて書きましたが、今から始めるんで、自分自身の意識化を兼ねてもう一度書きます。いえ、コツではなくてポイントです。
 ① 20分を超えないように。できれば15分。子どもの集中が続かない。
 ② 4~5の場面に分ける。分けるときはタイトルをつけたクリップを挿入。
 ③ 大事な場面だけを抜き出して編集。これに大部分の時間を費やします。
 ④ 大事なシーンに文字テロップを挿入。
 ⑤ 子どもが引き込まれるような演出にする。楽しいものも加える。ただし、やりすぎはだめ。

このくらいを意識してたら大丈夫でしょう。後は、校外学習以外に関連するものを入れたらOKです。わたしの場合、これはごみの学習ですから、マンションや学校のごみ捨て場、コンビニや駅のごみ箱を撮りました。「あのオジサン、なんでごみ箱を撮ってる?」ってちょっとへんな目で見られますが慣れたら平気です。

 あと、個人的には「これ、テレビ?」って思わせるような作りをめざします。さて、栄養ドリンク、のまなくちゃ…。