14年前、1999年はまだこんなふうにVHSが生きてました。なつかしいです。
わたしが編集していた月刊誌の表紙です。
このVHSビデオデッキ、仲間が家から持ち寄ったものです。懐かしい!
20年分の編集した月刊誌は全部、PDFデータにしてあります。
PanasonicのVHS・HDD・DVDレコーダー DMR-XW200V すでに製造中止です
■ 4年のブランクでしたが…
土日、ひさしぶりにのんびりできました。といっても、一日の大半、PCの前に座ってるんだなあとあらためて気がつきます。
わたしがかかわっているNPO法人の事業所まで自転車で15分ほど。今日は結構、朝の早い時間に行ってきました。用事はVHSテープのダビングです。
手話サークルに来ていただいている聴覚障害の女性のご主人が、15年前に講演された時のVHSビデオでした。20分程度のものですが、大事に保管されていたことがわかります。これをDVDにしてもらえないか?と頼まれました。実はわたし、4年ほど前の冬に、たまっていたVHSテープをたくさんDVDにしたことがあったので…。段ボール箱で5箱分くらいのVHSテープを処分しました。4年のブランクがあったのでちょっと心配でしたが、わたし、これでも頼まれたらイヤってなかなか言えない性格で…。
■ VHSからDVD、PCよりもVHS・DVDレコーダーがおすすめ
VHSからDVDへのダビング方法ですが、ネット検索するとキャプチャ機器・ソフトが結構たくさん見つかります。1万円程度で買えるのですが、わたしの経験から言うとお勧めできません。チャチなものが多いんです。過去に2回くらい買ったことがあるんですが、トラブル続きでした。だいいち、これ、VHSビデオデッキが要ります。今どき、VHSデッキを使ってる人ってどのくらいいるでしょう。だから、方法がない人は業者に頼むしかないですね。大手の家電量販店でもサービスやってます。でも、高いですね。1時間もので1500~2000円。たいした額じゃないじゃないかと言われるかもしれませんが、たくさん必要な人は結構なお金になります。
かんたんにできる方法は、VHS一体型のDVDレコーダーの使用です。わたしのNPO法人で2007年にPanasonicのDEGAを購入してたのですが、これを使用するために今朝、行ったわけです。
機械ってのは使わなければ壊れるもの。長い間だれも使ってないので心配したんですが、スイッチ入れると「生きて」ました。やっぱり日本メーカーの技術力はすごいです。
■ VHS・DVDレコーダー、時間が問題
さすがに段ボール箱5箱分ものVHSを処理したので、マニュアルをさがさなくても感覚で覚えてました。かんたんに言うと、まずVHSのデータを内蔵HDDに入れ、それをDVDに移し変えるだけです。前述したPC利用でこの「まずVHSデータを内蔵HDDへ」というのがなかなかしにくかったんです。でも、その理由はまあわかります。VHSというのはアナログデータ、DVDはデジタルデータですが、アナログをHDDに入れるのはやっぱり不都合な部分があるのでしょう。
あ、もう一点、VHSを変換する時に問題になるのが「時間」です。アナログデータなので、HDDに入れるのに同じ時間がかかるわけで…。例えば、1時間30分のVHSだったらHDDに入れるのに1時間30分かかるわけで…。時間に余裕がない時にはとてもできませんね。まあ、その間はTVにも映像が映っているわけで、ひまだったら見てたらいいでしょう。
わたしは冬にやったと前述しましたが、年末年始です。自分の部屋に持ち込んで、朝から晩までずっと昔懐かしい映像を見ながらダビングしてました。その狭い部屋に夕ご飯持って入って、家族で…。楽しい思い出です。
■ DVDもいつまであるかも…です
15年前の手話での講演テープ、劣化もあまりなくきれいに見れました。でも、画質は雲泥の差です。これはしかたないですね。ダビングはできても、画質をよくすることはできません。ある程度画質をよくしたいと思ったら映像加工処理が必要で、これは素人には無理です。プロ(ダビングサービスではなく)に依頼する必要があります。すっごく高いですよ。
悲しいかな、VHS・DVDレコーダー、とっくに製造中止です。でも、方法はあります。VHS・DVDレコーダーをレンタルする方法です。まあ、わたしのNPO法人のレコーダーが生きている間は協力できますのでお申し出ください。
でも…DVDも長くもたないと思います。DVDディスクの耐用年数という意味ではなくて、DVDというメディア自体がVHSと同じようになくなる日も遠くないと思います。
とにかく、VHSはもう「末期」を過ぎた状態ですので、お急ぎください。
15年前の講演テープ、お世話になっている方のご主人が講演されたものなので、DVDケースも工夫して作りました。喜んでいただければうれしいです。
コメント
コメント一覧 (1)
そのとおりです。理由として挙げられるのが、市販DVDビデオソフトの著作権保護の脆弱化です。著作権改正(アクセスコントロールの回避の違法化)で対応しても無理があると思います。
いまだ発売しているDVD専用プレーヤーは、今さら買ってもただのガラクタです。それに、カーナビでDVDを見ている世帯は、あまりいないと思います。
DXアンテナ(親会社の船井電機)がVHS一体型DVDレコーダーの生産を打ち切ったのは、VHSのみならずDVD専用機の需要がない判断したためです。
DVDビデオソフトのリリースが打ち切られても、BDビデオソフトを購入もしくはネット配信(VOD)を利用すればいいのです。