子どもたちがロイロノートで編集した「アップとルーズで伝える 三校交流会」
■ 台風、あまりに多すぎ!
台風、27号、28号のダブルで…。1967年に39回という記録がありますが、今年はなんか感覚として異常なように感じます。いったいこの発生ペースって…。こんなに台風がよく発生するのは南の海の海水温が1℃上がったからと何かのニュースで見た記憶があるんですが、1℃で自然環境が激変するんですね。
■ 国語の勉強 「アップとルーズで伝える」
わたし、小学3・4年生の担任歴が多いです。今年度で7回目の4年生担任。小学4年生の国語といえば「ごんぎつね」が定番ですが、光村図書のには「アップとルーズで伝える」というのもあります。けっこう楽しい文です。NHK解説委員の中谷日出さんの説明文で、ある部分を大きくうつすとり方を「アップ」、広い範囲をうつすとり方を「ルーズ」といい、新聞やテレビはこのアップとルーズを、伝えたいことに合わせて使い分けていると述べられています。本文はサッカーの例で書かれていますが、いろんなテーマで取り組める内容です。教育実習生さんも来ているので、伊豆大島の災害報道でも考えてみました。
■ はじめて子どもたちとロイロノートをやってみた
わたしの勤務する学校はろう学校ですが、一年に2回、高学年の子どもたちは他のろう学校の子どもたちと交流します。実際に体験したことを教科学習に結びつけるのは意味のあることと考えていますので、この交流会を「アップとルーズで伝える」につなげてみました。
交流会でのいろいろな場面のビデオをロイロノートで子どもたちと一緒に編集しました。アップとルーズにわけて、子どもたちがフレーズを入れました。ほんと、簡単ですね。約4分半のビデオができあがりました。個人情報のこともあるので動画はお見せできませんが、ローロノート、よくできているとあらためて思いました。
■ 素材作りはちょっとしんどいけれど…
このロイロノート、とてもよくできているのですが、テキストカードに不満が残りますね。フォントも一つだけ。見映えも悪いです。ここだけでもいいのでバージョンアップしてもらえれば…。
それと素材のビデオですが、素材まではロイロノートで作れません。素材はきちんと教師が作っておく必要があります。今回の交流会のビデオは休日に4時間ほどかかって用意しました。下のような手順です。
① ビデオスタジオでアップとルーズの場面を切り分ける
② それをトリミング(すべて15秒程度に)
③ mpeg-4ファイルに書き出し
④ iTunesでiPadに
⑤ iPadアプリのiMovieでもう一度トリミングしてすべて7秒程度に
このあたりまではやっておく必要がありますね。子どもは素材を選ぶのだけに集中できます。ちょっとめんどうですが、これだけやってロイロノートの活用です。大事なのは、素材作りを子どもと一緒にしないということだと思います。あくまで国語の授業です。デジタル機器を楽しむ時間ではありませんね。このあたり、しっかり意識しないと何のためのICT活用なのかわからなくなります。
このビデオ、実習生さんの研究授業でも活用して見てもらいます。楽しみです。
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