※写真画像はWikipediaより
※豊臣秀吉のイラストは講談社火の鳥伝記文庫「豊臣秀吉」(岡田章雄 著)より

特定秘密保護法成立
 多くの人たちが反対しているにもかかわらず、特定秘密保護法が成立しました。こんなに与党が拙速にやったのも、早く隠さなければならないものがたくさんあったからだと思います。でも、成立したからといってあきらめることはないですね。廃止にしたらいいんです。もちろん、次の選挙で…。
 問題は、次の選挙、まだまだ先です。その間に国民の関心が薄れていってもういいやという雰囲気になってるかもしれません。日本人のいつものパターンです。次の選挙まで多くの人が問題意識を持ち続けることが必要なのですが、さて…。わたしも問題意識は持ち続けていきたいと思っています。今後のマスコミの報道のしかた・内容に注目です。

PowerPointの使い方講座、始めます
 前回のこのブログで、PowerPointのアニメーション効果について「文字ではなく、違いや変化にかける」と書きましたが、中学校の先生からつぎのようなメールをいただきました。「うちの中学校では先生のブログ、お気に入りに入れてみんなよく見ています。私、PowerPoint、始めて1年にもならないので初歩的な質問で申し訳ありませんが、先生がブログで書かれている意味がいまひとつわかりませんでした。具体的な例を出して説明していただけませんか。できれば初心者のためのノウハウを教えていただければうれしいんですが…」という内容でした。…すみません。早く記事をアップしたいという気持ちがあって丁寧な説明ができていませんでした。これから時々、初心者の方向けに「PowerPointのつかいかた講座」というのをアップしていきます。

初めての人に多い使い方
 アニメーションの使い方についてアップしました。アニメーションというよりPowerPointそのものの効果的な使い方という内容になっているかなと思います。大阪府のマークを例にとってみます。大阪府の四つの○がつながったマークは豊臣秀吉の千成びょうたんの馬印からデザインされたものですが、これを子どもたちに教えるスライドです。
 一番目の「見ればわかるスライド」がアニメーション効果のいい使い方の例です。長い説明を要しなくても見ただけでわかるスライドです。文字的情報は少なくしてあります。ひとつのスライドでなんでもかんでも欲張る必要はなく、文字的情報は後でしっかりと教えればいいと思います。
 次の「文字にムダなアニメーション効果をかけているだけのスライド」、これがPowerPointの初心者というか本当の使い方がわかっていない例です。ひどい場合は画像にも凝ったアニメーションをかけているのもあります。これはNGです。何の意味もありませんし、逆に子どもの関心がその動き自体の方に向いてしまってマイナスになります。
 次の「PowerPointを使っている意味がない」スライドもNGです。一度にたくさんの情報を出してしまっています。昔のOHPと同じです。
 人によりますが、わたしのPowerPointは文字が少ないです。一番よくないのは、二番目の文字や画像にムダなアニメーションをかけている例です。

時間はかかっても、子どもがわかればすべて良し
 はっきり言いますと、一番はじめの「見ればわかるスライド」は作成にかなりの時間がかかります。これを1時間とすると、二番目・三番目のスライドはほんの10分程度です。「そこまで時間をかける必要があるのか」と言われるかもしれませんが、時間がかかっても、子どもがわかればすべて良しです。わたしは人からよく、凝りすぎ・凝り性と言われますが「わかること」において妥協はしたくないんです。 これから少しずつ、参考になることをアップしていきます。

 ここでは関係ないかもしれませんが、大阪城、豊臣時代から建っていると勘違いしている子どもたちが多いのに驚かされます。豊臣秀吉によって築かれたのは大坂夏の陣で焼失し、徳川氏によって再建されたんですがこれも幕末に焼失。市民の募金で昭和の初めごろに再建されたのが今の大阪城なんですが…。…と言ったら、「子どもたち、そんなんウソや!」 わたし「大阪城の中にエレベーターがあるわな」 …これにて納得。