夏祭りポスター

みんなで夏祭り!
  わたしは基本的に、ひとつの空間にいろんな人がいて、なんていいますか、楽しく“躍動”しているのを見るのがとても好きです。もう30年以上も聴覚障害者の運動に関わっていますが、こんなに長く続いているのは基本的にわたしの中にこういう気持ちがあるからなんだと思います。自分だけの世界に閉じこもるのは嫌です。…ということで、今年も楽しく夏祭り。聴こえない子どもたちが学ぶ場「ぼちぼちキッズ」恒例です。

PowerPointを使ってると昔のワープロ専用機を思い出します
 こういうことを書くとトシがだいたいわかってしまうと思いますが、わたしが若いころはワープロ専用機が全盛でした。覚えてますか? シャープは書院、NECは文豪、東芝はルポ、富士通はオアシス、キヤノンはキヤノワード。インターネットはまったく広がっていなかった時代です。う~ん、なつかしい。若い人なら、「何? それ?」ですね。わたし、20年以上、毎月36ページの月刊誌を作ってました(もちろん、今はしていません)。この間、ワープロ専用機を7台ほど使いつぶしました。このワープロ専用機、日本語入力マシンとして考えると、今でもPCより優れている面があります。使いやすかったです。
 特に愛用したのがCanonのキヤノワード。わたしはレイアウトにかなりこだわるんですが、一級品でした。長く愛用したんですが、それが…PowerPointでスライドを作っていくのとそっくりなんです。このころは少しずつWordとか一太郎を使う人が増えてきてたんですが、ダメなソフトで、Wordをやってる人たちにキヤノワードで作ったものを見せると、「それ、Macで作ったの? 高いソフト、ページメーカー使ってるの?」と聞いてきたものです。あっ、そういえば、当時はキヤノンはO1(ゼロワン)ショップというのをやってて、Macとも連携してましたね。20年前のキヤノワードとPowerPoint、基本的な機能は同じと言ったらちょっと驚きませんか? あくまで文書作成にかぎった話ですが…。

紙はまだ必要ですね
 今回の夏祭りのポスター、PowerPointで作りました。デジタル時代といっても、まだ紙は必要です。特にわたしの関わっているNPO法人はカフェも営業しています。そこに貼るポスターです。地味なのは嫌なので、できるだけ明るく作りました。実はわたし、ジャストシステムのラベルマイティもよく使っています。でも、メジャーなソフトではないので、今はできるだけPowerPointで作ってます。学校の学年だよりなんかもPowerPointです。どこででも作ったり、直したりできますもんね。ポスターとかチラシ作りというと、WordとPowerPointでは雲泥の差です。だけど、知らない人、けっこう多いですよ。「これ、PowerPointで作ったんです」と言ったら、「えっ? PowerPointってプレゼンに使うものでしょう」って返されたときは驚きました。

 夏祭り、70~80歳の高齢の聴覚障害者の方も招待します。年齢、世代を超えて一つの空間で楽しく!