いつまで運動会?  日本の学校
  わたしの学校は9月1日、二学期の始業式。ちょうど月曜日始まりです。私の学校は10年ほど前から二学期のプール学習はなくしています。すぐに運動会の練習です。20年ほど前、わたしが体育部キャップの時に、「いいかげん、運動会というものをやめてしまってはどうですか。保護者や来賓に対する発表会になりすぎています。子どものための、という視点が欠落しているのでは?」と提案したところ、同じ同僚の教師からすごく攻撃されました。「日本の学校の伝統をぶちこわすつもりか!」って。今になっても自分が悪かったとは思っていません。「伝統」って、わたしは「守ってこそ、伝統。しかし、こわしてこそ伝統でもある」と考えています。旧態依然…わたしが一番きらいな言葉です。「伝統を守れ」なんて言っている人は、新しいチャレンジをするのがこわいなだけなんだなと思います。批難・攻撃されようと自分の信条を曲げないでいきたいです。わたしは常に新しい形を追求していきたいです。

教材そのもののアップをやっていませんでした
 とにかく、二学期が近づいているので教材準備をしています。この夏は、デジタルテクノロジーについてたくさんこのブログでアップできたかなと思っています。でも、なんとなく、「教材そのもののアップ、ほとんどやってこなかったかも…」って気づきました。
 今日は朝から学校で二学期の算数のPowerPointを整理していました。11月に教育実習生を担当することになったので気が入ります。教育実習生の担当、7人目です。今まで担当した学生さん、いい人ばかりでした。4人目の学生さんからはPowerPointを授業で積極的に活用することを勧めています。

PowerPointのテクニックと教育技術はやっぱり別かな…
 今日アップしたのは小数のわり算のPowerPointですが、これは一学期の終わりごろに作ったものです。やっぱり、いい教材じゃないなあと思います。なぜかというと、「本当の意味」が入っていないからです。PowerPointのアニメーション効果を使って小数点の動きなどを出していますね。でも、それだけなんです。「なんでこうやるのか?」という、ほんとうの説明が入っていません。これはPowerPoint云々の問題ではなく、わたし自身の教育技術の問題です。
 人間はいくつになっても勉強するもの、これ、だれの言葉でしたっけ? この言葉、好きです。