■ いつまで運動会? 日本の学校
わたしの学校は9月1日、二学期の始業式。ちょうど月曜日始まりです。私の学校は10年ほど前から二学期のプール学習はなくしています。すぐに運動会の練習です。20年ほど前、わたしが体育部キャップの時に、「いいかげん、運動会というものをやめてしまってはどうですか。保護者や来賓に対する発表会になりすぎています。子どものための、という視点が欠落しているのでは?」と提案したところ、同じ同僚の教師からすごく攻撃されました。「日本の学校の伝統をぶちこわすつもりか!」って。今になっても自分が悪かったとは思っていません。「伝統」って、わたしは「守ってこそ、伝統。しかし、こわしてこそ伝統でもある」と考えています。旧態依然…わたしが一番きらいな言葉です。「伝統を守れ」なんて言っている人は、新しいチャレンジをするのがこわいなだけなんだなと思います。批難・攻撃されようと自分の信条を曲げないでいきたいです。わたしは常に新しい形を追求していきたいです。
■ 教材そのもののアップをやっていませんでした
とにかく、二学期が近づいているので教材準備をしています。この夏は、デジタルテクノロジーについてたくさんこのブログでアップできたかなと思っています。でも、なんとなく、「教材そのもののアップ、ほとんどやってこなかったかも…」って気づきました。
今日は朝から学校で二学期の算数のPowerPointを整理していました。11月に教育実習生を担当することになったので気が入ります。教育実習生の担当、7人目です。今まで担当した学生さん、いい人ばかりでした。4人目の学生さんからはPowerPointを授業で積極的に活用することを勧めています。
■ PowerPointのテクニックと教育技術はやっぱり別かな…
今日アップしたのは小数のわり算のPowerPointですが、これは一学期の終わりごろに作ったものです。やっぱり、いい教材じゃないなあと思います。なぜかというと、「本当の意味」が入っていないからです。PowerPointのアニメーション効果を使って小数点の動きなどを出していますね。でも、それだけなんです。「なんでこうやるのか?」という、ほんとうの説明が入っていません。これはPowerPoint云々の問題ではなく、わたし自身の教育技術の問題です。
人間はいくつになっても勉強するもの、これ、だれの言葉でしたっけ? この言葉、好きです。
コメント
コメント一覧 (1)
初コメントさせて頂きます。
運動会の話で、思うことがあります。
「伝統を守れ」なんて言われたら、「そもそも伝統って何ですか。誰のための伝統なんですか?説明になってないですよ。」と頭から反論したくなります。笑
考え方というか捉え方がものすごく古臭く感じるので、心ではなく、耳すらも入ってきませんね。笑
かといって、運動会そのものを否定するわけでもありません。
運動会って色々と意味があるような気がします。
大きく分けるなら【競う】【見せる】。
【競う】は、「個人の記録を作る」「チームで勝つ」「負けても意味がある」「応援する」。
【見せる】は、「最後までやり切る。」「誰に見せるかを意識する。」。
また、子供たちのリーダーシップを育むメリットも。他にも意味があると思います。
どちらにせよ、色々経験してきた子供たちが最後には「あー、こんなことあったよなぁ。」「あったあった!」「俺のんとこは、こういった種目があったんだよ。」と思い出を語り合うことができます。コミュニケーションのタネが出来て、学校を出た後でも、他の人との会話でそのタネを使うことによって、さらにコミュニケーションの輪が広がるかもしれません。
そういう意味でどちらかというと、僕は運動会推進派ってことになります。笑
教員未経験者の立場で偉そうに書いてしまいました。失礼いたしました。
新しいことにチャレンジされるスタイル、僕も好きです。笑