■ 大きなワーク、進めなくちゃ…
 今日から秋の一番目の3連休です。昨年のこの3連休は英語漬けでした。マイクロソフトの世界大会にエントリーするための文書・ビデオ作成で…。今回は個人的なワーク。とは言っても、ゼロからやるワークではなく、今までの積み重ねがもとになったものなので、「う~ん、う~ん…」とはならないです。
  …ということで、3連休のブログアップは今日の一本だけになるかもしれません。みなさま、3連休、エンジョイしてください。

「体積」はむずかしい
 今回は、デジタルとアナログについて考えてみたいと思います。この問題については2年前にも書いたことがあるんですが、わたしはアナログを単純に否定する立場ではありません。子どもがわかるためなら、デジタルであろうとアナログであろうとこだわらないです。今回のは、アナログの方がよくわかるだろうな…と思ってしまうことです。
 算数の「体積」、それ自体はやりやすいんですが、水のかさに変換したりするのは小学算数の中でも難関だと思います。1Km=1000m,1000g=1Kgはまだ簡単です。でも、体積では基準となる単位が変わります。例えば、1L=1000㎤,1000L=1㎥。これ、難しいです。PowerPointで説明のスライドを作っても、知識だけに終わりがちです。わたしは、感覚的に理解してほしいと思いました。こうなると、やっぱりアナログですね。つまり、1㎥の立体を作ることになります。

楽しい授業だった
 新聞紙を丸めて1mの棒を作ったのが失敗。弱すぎて、グラグラ。木を使えばよかったんですが予算が…。あとは1リットルのペットボトルを吊り下げて終わり。後の説明はかんたんです。「このペットボトル、1000本用意したら、この1㎥の立体にちょうどいっぱいになるよ」と…。PowerPointだけ(または板書だけ)の時とは子どもたちの反応がぜんぜん違いますね。
 「うそ~。1000本も要るようには見えへん」「その立体、半分くらいでお風呂と同じくらい」「そうしたら、うちの風呂はペットボトル500本分?」…こういうコミュニケーションはとても楽しい!
 最後に、わたし、「この1㎥という立体の大きさ、目で覚えといて」と言いました。そのあとも楽しかったです。わたし、子どもたちに「この1㎥、この教室に何個分入るやろ」。みんなで調べてみると70個は入る。「い~っ、この教室、ペットボトル1000×70で70000本? このお茶、一本170円やから、170×70000で11900000円~!?」。楽しい授業になりました。

いいところはどちらも取り入れて…
 こういうアナログ教材の制作、デジタルが広がる前には当たり前にやってたんですが、やっぱりデジタルの比重が大きくなってきたなと感じます。わたしは決めつけないでそれぞれのいいところを取り入れたらいいと思います。デジタル派とかアナログ派とかどちらか一方にこだわった論争を時々見ますが、わたしはあんまり興味ないです。
 PowerPoint大好き人間ですが、こういうアナログ作りもまた楽しいものです。あ、これ、Microsoft OneNoteに記録しておきます。