12月はデジタル年賀状作り
  明日も聴覚障害の中学生のデジタルの学びがあります。中学生たち、期末テスト前ですがたぶん来てくれると思います。
  今の内容は、調べ学習。みんな没頭しますね。うしろから、何を作っているのかのぞきこむのが楽しいです。スタッフががんばってくれているんで、わたし、ちょっとラクさせてもらっていますが、次回の12月14日はわたしの担当。することはデジタル年賀状作り。PowerPointで作ってYouTubeにアップロードするやり方です。そして、それのURLのQRコードを紙の年賀状にも貼り付けちゃおうと思っています。

PowerPointで算数の本当の意味を…
 PowerPoint、ほんとうに算数にすごく使えますね。わたしのNPOでFacebookページを始めたので、いろいろなことを載せています。ぼちぼちキッズの算数問題も「ひまつぶしにどうぞ…」という感じでアップしています。「解答は3日後に…」としているんですが、それの解答をつくるのが楽しくなってきました。ビジュアルに、見ただけで「なるほど…」と感じていただけることを目標にして作っています。
 今回は、3つの正方形の面積をもとめる問題。他にも解き方はありますが、これが一番わかりやすいかなと思います。あ、中学校でやる連立方程式を使えばカンタンですが、小学校ではこれはまだなので、頭をやわらかくして解く必要があります。ここに小学算数の難しさがあるんですね。楽しくパズル感覚で解けばいいんですが、「本当の意味」がわかっていないと解くのは困難ですね。ここでは、正方形の本当の意味です。「正方形の二つの辺、同じ長さだけ伸ばすとそれも正方形である」、このあたりのことが小学算数の教科書ではぽっかり落ちているような気がします。

PowerPoint、終了のアニメーションを活用しよう
 今回はPowerPointについてちよっと細かく書いてみます。PowerPointのアニメーション機能、すごくいいですね。ビジュアルです。
 ここでわたしがおすすめするのは、「終了のアニメーション」。「終了」というネーミングがよくないと思うんですが、別の言い方で「消す」です。いらない情報は「消してすっきり」…これ、とても大事です。ごちゃごちゃ入りすぎていたら逆にわかりにくくなります。
 わたし、PowerPoint歴はけっこう長いんですが、「消す」ことの大切さに気づいたのは一昨年です。出したら消す、これを意識したらもっといいスライドになるんじゃないかなあと思っています。少なくとも子どもにとっては…。
 今回のスライドでは、最後のあたりで、いらない辺の長さや正方形を消しています。消していない状態をイメージして比較してみてください。アニメーションのかけ方、いろいろな方のを観察していると、「開始のアニメーション」が中心で、「終了のアニメーション」、すごく少ないように感じませんか? 特に、教育現場では…。